【3つのコツを教えます】ケアマネージャーの選び方!

出典:https://job.joy3.co.jp/articles/184432

 

ケアマネジャーは、介護が必要な人やその家族と介護サービスを提供する施設や業者とをつなぐ、中心的な役割を担います。

しかし、実際に介護サービス利用者やその家族がケアマネージャーを選ぶ際にはどうすればいいのでしょう。

・どうやってケアマネを選べばいいの?

・専門知識がないけど、大丈夫?

・騙されないか不安・・・

 

このような疑問に答えます!

今回は

・ケアマネの選び方のコツ3つ

・専門知識がなくても大丈夫な理由

・騙されないためのポイント三つ

 

をご紹介します。

尚、私は現役ケアマネージャーとして従事していますので、
少しは説得力があると思います。

 

ケアマネージャー選び3つのコツ

ケアマネージャーとは、介護が必要な人やその家族と、介護サービスを提供する施設等を繋げる役割を担うものです。
世界で最も高齢化が進む日本においてケアマネージャーの役割の重要性は年々増しています。

【その①】ニーズにあったケアマネージャーを選ぼう!

2018年に法改正が行われたケアマネージャー試験の受験資格は、対象となる分野での業務経験が5年以上必要となりました。
対象の分野は

・介護福祉士
・看護師
・生活相談員
・相談支援専門員
・主任相談専門員

などです。いずれも最低5年の業務経験が必要ですが、例えば介護福祉士になるには、最低3年の介護業務経験が必要です。そこにプラス5年ですので、一からケアマネージャーになるには
最低8年の年数が必要になります。

ケアマネージャーは長年業務経験を積んだ「プロ」しかなることができません!

しかし同じプロでも、ケアマネージャーによって専門分野は違います。例えば、看護師出身であれば、医療系に詳しく、介護福祉士であれば介護系に詳しいです。

自分はどのような介護を受ける必要があるのか?を検討した上で、ケアマネージャーを選びましょう!
自分で判断できない場合は市町村の窓口でその旨を伝えましょう。

【その②】人柄を重視しよう!

ケアマネージャーと利用者、その家族は蜜にコミュニケーションを取る必要があります。
それにも関わらず態度が横柄だったり、人の話を聞かないような人はどうでしょう。
ケアマネージャー以前に人としてどうなの?ですね。

これから長いお付き合いになる訳ですから、信頼関係はとても重要です。
幾ら仕事ができても人柄が悪ければ信頼関係は築くことはできません。

 

【その③】対応が早い!

ケアマネージャーは、要介護認定を受けた介護が必要な方と介護サービスを提供する施設との架け橋となる存在です。
介護が必要な方は、いつ何時、緊急を要することがあっても不思議ではありませんので対応が早いケアマネージャーを選ぶことが重要です。
連絡した際、きちんと電話に出るか、出なくても折り返しは迅速か、などをチェックしましょう!

簡単に3点をご紹介しましたが、もう一つ、情報網が広いことも重要な要素です。

 

専門知識がなくても問題ありません。

ご家族から「専門知識がないけど大丈夫かしら!?」と良くご質問を頂きます。

結論からいうと、全く問題ありません。

そもそも、専門知識がないのが当たり前です。

だからこそ、我々ケアマネージャーが存在するのです。

ケアマネージャーは、ただケアプランを作って終わりではありません。

ケアプラン一つでも、ご利用者様とご家族様の要望を聞いた上で、ケアプランを作成します。

それ以降も、ご利用者様の状態に合わせて適切にケアプランを作り直したりと、ご利用者様、ご家族様の良き相談者である事がケアマネージャーの役割の一つです。

ですから、専門知識は必要ありません。我々ケアマネージャーにお任せ下さい!

 

悪徳ケアマネを防ぐには

市町村の窓口に問い合わせても、ケアマネージャーを選ぶのは、利用者でありご家族です。
そして残念ながら、”悪徳”と言われても仕方がないケアマネージャーが存在することも事実です。

そこで悪徳ケアマネを見破る3つのコツをご紹介します。

 

【その①】一つの施設を熱心に進めてくる

例えば、病院系列の居宅介護支援事業所に席を置く、ケアマネージャーが同じ病院系列施設に誘導し、利用者のADL(日常生活動作)を著しく悪化させてしまう
など、自らの都合、経営の都合で利用者へ施設を紹介する例です。
利用者、その家族が希望する形態のサービスを聞き入れないケアマネージャーは要注意!

 

【その②】高額な施設を紹介

ケアマネージャーの仕事はケアプランを作る事ではなく、利用者負担額の計算や支給限度額の確認といった給付管理業務も担います。
できる限り、自己負担がないようにするのもケアマネの仕事と言えます。

それにも関わらず、自己負担を積極的に求めるようなケアマネージャーは要注意!
実際、特定の施設から”紹介料”を受け取っているために、その施設を進めるケアマネージャーも残念ながら存在します。

 

【その③】変だな?と思った時。

極論を言えば、利用者や家族に、このケアマネージャー大丈夫かな?と思われるようなケアマネージャーは、その時点でNGです。

ケアマネージャーは常に利用者と家族の立場にたち、要望に寄り添ったケアプラン、日々の対応をしなければなりません。

ケママネージャーと合わない、不審な点があるなど感じる事があれば、即座にケアマネージャーの変更を申し入れましょう。
本人や事業所に伝えにくい場合は、自治体の窓口や地域包括支援センターに相談したり、別の事業所経由で変更を申し出たりすることも可能です。
ケアマネジャーや事業所が変わっても、利用している介護保険サービスの継続ができますのでご安心ください。

 

まとめ

ケアマネージャーは利用者、その家族のよき相談相手であるべきです。

親身になって相談に乗ってくるケアマネージャを探しましょう!